4.サウンドトラック

●ケヴィン・シールズ/マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン
84年結成、翌年にアルバム「this is your bloody valentine」をリリース。91年の「loveless」まで計5枚のアルバムを発売したが、その後10年以上も沈黙を続けたままである。“マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン”の中心人物であるケヴィン・シールズは、現在プライマル・スクリームでも活躍中。本作では、実に12年ぶりにオリジナル・ヴォーカル新曲を披露している。

●ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア
90年、アルバム『ベリーバトゥン』を発表するやいなや、数多くのポップ・マニアを熱狂の渦に巻き込んだ“ジェリーフィッシュ”の元メンバー。エール、ベックの作品など現在はプロデューサー、セッション・ミュージシャンとして活躍している。

●ブライアン・レイツェル
『ヴァージン・スーサイズ』に続き、本作でも音楽プロデューサーという重要な役割を果たしたブライアン・レイツェルは、ソフィアが想い描く世界を見事に音楽で表現してみせた。現在は、エールのツアー・ドラマーとしても活動中である。

●セバスチャン・テリエ
2001年エールのレーベル、レコード・メイカーズよりアルバム「L’ Incroyable Verite: The Unbelievable Truth」を発売。そのサウンドはフランス国内に留まらず海外でも注目を集めた。最新作「Politics」でも独自の感性から生み出される質の高い音楽で大きな話題を呼んでいる。

●スクエアプッシャー
ジャズ、ブレイク・ビーツなどを踏襲した強烈なサウンドでミュージックシーンに衝撃を与えたスクエアプッシャーことトム・ジェンキンソン。エイフェックス・トゥインのリフレックス・レーベルより96年「Feed Me Weird Things」でデビュー。98年発表の「ミュージック・イズ・ロッテド・ワン・ノート」からはフリーフォームな近未来ジャズサウンドへと変貌を遂げ、今後の動向も大いに注目されている。

●デス・イン・ヴェガス
リチャード・フィアレスとプロデューサーのスティーヴ・ヘリアーによるユニット。エレクトロ、ダブ、ヒップ・ホップからテクノまで幅広いスタイルを駆使し、それをバンドという形態でロックの方向に還元させることのできる希有な存在。99年にはイギー・ポップなどを迎えた2ndアルバム『ザ・コンティーノ・セッションズ』を発表している。

●フェニックス
97年に結成された4ピースのギター・バンド。2000年に発表されたファーストアルバム「アンタイトルド」では、70年代のロンドン・ポップを彷彿とさせるポップロックを中心としたサウンドを集め、良質なポップスがつまった傑作として評価されている。

●はっぴいえんど
69年に細野晴臣(b)、大滝詠一(vo&g)、鈴木茂(g)、松本隆(ds)によって結成された伝説のバンド。70年、アルバム「はっぴいえんど」でデビュー。アメリカン・ロックのテイストと、日本文学風の詞を融合した日本語ロックは発売と同時に日本中を席巻した。以降も「風街ろまん」「HAPPY END」を発表。実質3年間という短い活動だったが、その後のロックシーンに与えた影響は計り知れない。

●エール
95年、ニコラ・コディンとジャン=ブノア・ダンケルがパリで結成。デビューアルバム「Moon Safari」でアコースティックとエレクトロニクスが心地よくとけあった旋律と、浮遊感のあるヴォーカルで大きな話題を集めた。ソフィアの前作『ヴァージン・スーサイズ』では音楽(オリジナルスコア)を担当し大きく飛躍した。01年にセカンドアルバムを発売。本作には未発表曲を提供している。

●ジーザス&メリー・チェイン
ジムとウィリアムのリード兄弟からなるバンドは、95年にファーストアルバム『サイコキャンディ』をリリース。その激しいフィードバック・ノイズと甘いハーモニーからなる彼らの型破りなサウンドは、今なお熱狂的な支持を集めている。

[はじまり]
本作のサウンドトラックは、ソフィアから映画の雰囲気作りを手助けする音楽をいくつかピックアップしてほしいと依頼されたことからスタートした。彼女は『ヴァージン・スーサイズ』の時と同様、脚本を書いている段階で音楽の要素を取り入れたがっていた。それで、ソフィアに何曲かの音源を渡したんだ。(ドラマーとして)レッド・クロスやエールなどとツアーしていた僕は、何度か東京に滞在していた。この時、僕の頭の中で流れていたのはまるで空気のようなドリーム・ポップ(コクトー・ツインズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、ラッシュなど)と初期のシンセ・ポップ(ニュー・オーダーなど)それに、ブライアン・イーノ、スクエアプッシャーのような音楽がブレンドされたものだった。これらの要素を取り入れこのサントラにいかしたかった。ソフィアの書いたストーリーが固まってくるに従い、この路線が映画にフィットしているとより強く確信した。

[ケヴィン・シールズ]
2001年の夏はフェスティヴァルで日本にいた。偶然にも僕らの楽屋がプライマル・スクリームの隣りで、プライマルでギターを弾いていたケヴィン・シールズに出会った。すぐに意気投合して「いつか一緒に映画音楽を手がけるのはどうか?」と話したら、彼は興味がある様子だった。その8ヶ月後、僕は彼に電話をして、この映画の話をしてみた。そこで、彼が『ヴァージン・スーサイズ』のファンだった事が判明。それで、僕らはロンドンの彼のスタジオで作業を始める事にしたんだ。これは宿命だったのかもしれない。

[日本の音楽]
エールとツアーをしていた時に日本の素晴らしいアーティスト、コーネリアスといくつかのショーをやった。その時はすでにサントラの作業に入っていたから、(小山田)圭吾と(大橋)伸行にこのサントラにピッタリの日本の音楽を教えてほしいと依頼したんだ。圭吾は僕にいくつか音源をくれて、その中から僕が何曲かピックアップしてソフィアに送った。僕もソフィアも“はっぴいえんど”の「風をあつめて」をとても気に入った。メロディは頭からはなれないほど素晴らしいし、サウンドも本当に美しい。言葉の壁を超えて訴えかける、普遍的な音楽だと思った。伸之が訳してくれた歌詞を読んで更にその素晴らしさに心打たれたんだ。

『ロスト・イン・トランスレーション』
オリジナル・サウンドトラック
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V2CP-160 \2,400(w/o tax)

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■日本盤特典
・ボーナス・トラック収録
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■解説、歌詞・対訳付き(一部楽曲のみ)
■日本盤オリジナル・アートワーク
コロムビアミュージックエンタテインメント

01. “INTRO/TOKYO”
02. “CITY GIRL”
03. “FANTINO”
04. “TOMMIB”
05. “GIRLS”
06. “GOODBYE”
07. “TOO YOUNG”
08. “風をあつめて”
09. “ON THE SUBWAY”
10. “IKEBANA”
11. “SOMETIMES”
12. “ALONE IN KYOTO”
13. “SHIBUYA”
14. “ARE YOU AWAKE?”
15. “JUST LIKE HONEY”
16. “50 FLOORS UP”

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